がらがらポンでおもちゃ箱
ちょっとPEACHの自慢
私は、今PEACHというグループのメンバーである。PEACHの主要メンバーは高校生4人と中学生4人、そして私である。なぜかみんな女の子?である。
実は去年から、富田林市の児童館主催の中学生高校生のエンパワメント講座にかかわっていて、そこに集まったメンバーでPEACHを結成した。この名前の由来はホームページを見てください。なんとも、PEACHらしい由来です。インターネットをしていない人のために、Pはぺちゃくちゃ、Eはいいかげん、Aはあきれた、まで、教えておきます。時々友達もやってきたりして、ホームページ作成講座をしたり、フォトジャーナリストで素敵な野寺夕子さんに写真を習ったり、スパワールドでお風呂に入ったり、バーベキューしたり、大半はおしゃべりにあけくれるそんな活動をしている。
私は楽しみながらも、いろいろ悩みながら、彼女たちと付き合っている。ほんまにこの人たち楽しいの?ぺちゃぺちゃしゃべってばかりでいいの?こんなおばさん(いつもは口にしない言葉だけど)と話して何がいいのか?エンパワメント講座という名前なのだから、世間に何か成果をみせつけなくてはいけないのでは?バレー部という超ハードなクラブに入った中学生、ほとんど休みも練習、試合の彼女たちにPEACHが重荷にならないか?などなど。
そんなこんなの葛藤を胸に、それでも、月一回か二回の土日、やっぱり彼女たちに会いにいく。時には私の小学生1年と3年の子どもを連れて。彼女たちが連れて来いという。連れていったらいったで、子どもの相手ばかりして、決めること何一つきめられない。うーんと悩みながら、でも、私の子どもがげらげらわらって彼女たちになついているのはやっぱりうれしい。
ほとんどはたわいのない時間を過ごすのだけど、時々、つらくなるような本音を彼女たちは出す。いじめの実態、平気で差別をする友人、ひどい先生の話など。ちらっと出してはすぐもとのおちゃらけPEACHに戻るのだけど・・・。
この間、1年がたったので、彼女たちに続ける?と聞いてみた。正直、行政的な取り組みは切れても、個人的につながってもいいやという気持ちだった。それに、高校生のメンバーは3年、受験も控えている。そしたら、続けたいという。正直うれしかった。みんなで、ちょっとずつ会費払っても集まりたいという。
時々こらっと怒鳴りながらも、やっぱりいとおしい。一番人見知りで、初対面の大人にはこっちがハラハラするぐらい超無愛想なFが一番私の子どもと遊ぶのうまい。大人には超無愛想なのに、子どもには神様みたいな人。日ごろおちゃらけのYは、時々するどい突っ込みで私をたじたじとさせる。Aは自分の将来を見つめていて、福祉関係の道をめざしている。Hは自分の夢に向かって、ストイックなぐらいがんばっている。Nは女の子なんてキライと断言し、クラブにまい進している。両親が部落差別を乗り越えて結婚した話をうれしそうに、話していたっけ。Mはむりせず、自分のペースで歩んでいる。Sは小学校で「はみご」にあっても、NやMに支えられて、がんばっている。世間では高校生や中学生の様々な問題が言われるけど、PEACHにはほんとうに、いろんな悩みを持ちながらも、キラキラと輝く中学生高校生が居る。たぶん、問題だといわれる中学生、高校生だって、本当はキラキラ輝くものを秘めている存在だったはずだと、PEACHに居るとそう信じたくなる。
みんな、個性もいろいろ、でもね、月並みな表現かもしれないけど、私が自慢できるのは、彼女たちすごくやさしいっていうこと。つながること、人を信頼することを知っているということ。
なんだか、孤独で、意固地で、人間不信のかたまりで、淋しかった、中学生高校生時代の私が、今、彼女たちと出会っているのかもしれない。エンパワメントされているのは私だったのだ。
ところで、待つこと。子どもと大人の私では時間の流れがちがうということしみじみ感じている。今を生きて楽しむということ彼女たちから学んでいる。でも、悲しいかな、どうしても、時間に追われることを身に付けた大人の私は、エエ加減にしろって言ってしまうのだ。ふうー。
李 福美(い ぽんみ)
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