No.

 今号編集会議の中で、そろそろ目立ってきた私のお腹(当時妊娠7カ月)について「重たい?」「動きにくいでしょう。」といったやりとりから、ハンディキャップの話になった。大きなお腹の妊婦さんも、ベビーカーと赤ちゃん抱えて駅の階段登ってるお母さんも、極端に言えば体格のいい男性でも大きな荷物で両手がふさがっていれば一種のハンディを背負った状態なんだから、人にやさしいまちっていうのは障害のある方のためだけでなく、自分にもやさしくしてくれる時がある、そういった内容だった。

 元来、出無精気味の私は自転車に乗らなくなってから、一層行動範囲が狭くな

ってしまった。太陽が照りつける昼ひなかにとことこ歩く自分を想像するだけで、暑い。おおげさに言えば、「行きたい時に行きたい所へ一人で自由に行けない」のだ。そういった不自由さを味わっている人はきっとたくさんいると思う。もし、歩道の段差や放置自転車がなくなることで、駅にエレベーターがつくことで、そういった人達の不自由さが少なくなるのなら、そうなればいいのに、と思うようになった。ぼーっと信号待ちしている時に「とおりゃんせ」のメロディが鳴ると「あ、青や」と気付かされるし、体がしんどい時は駅の階段の手すりにもつかまるし、もし足を怪我して松葉杖とかついてたら、きっと外は歩きにくいって事が分かるかもしれない。私が妊娠していなければ、また編集会議に出ていなければ、気付かなかったことばかりだ。まちづくりだけじゃなく、どんなことについても不自由を感じる人が少なくなるように、みんなが考えていけるようになったらいいなあ、と思う。

 

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